TOEIC L&R対策 おすすめ参考書(文法編)
皆様こんにちは、わんたろうです。
以前、基礎的な文法知識がある方は、公式問題集をやりこめばTOEICL&Rで800点以上を獲れる、という趣旨の記事を書きました。
今回は、英文法の知識に不安がある方向けに、TOEIC900突破に必要な文法知識を身に付けるのにおすすめの参考書を2冊ご紹介したいと思います。ちなみに、私自身は英文法はからっきしダメな人間でしたので、以下に紹介するような参考書を使用して勉強した人間です。
1. 「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」
著者:向山淳子, 向山貴彦, studioETCETERA, たかしまてつを
表紙はとても可愛らしく、本の至るところで可愛らしい猫が出てくる本ですが、ビジュアルだけでなく内容も素晴らしい本だと思います。英文法に苦手意識のある方には是非とも読んでいただきたい本です。
英語はどこに単語を置くかで文の意味が決まること、文の形は動詞が決めること、という英語の重要なルールがとても分かりやすく書いてあります。このルールを理解したうえで英文法の学習を進めると、英語というのが実は日本語よりもはるかにシンプルで論理的な言語であることがおわかりになると思います。
英文法の学習の第一歩として是非おすすめしたい本です。
2.「一億人の英文法: すべての日本人に贈る「話すため」の英文法」
著者 大西泰斗, ポールマクベイ
ナガセ
大学受験向けの参考書ですが英文法の基本的仕組みをわかりやすく書いている本です。「なぜ疑問文や否定文では文の順序が変わるのか」や「理解しにくい前置詞をイメージで覚えるコツ」など、単に文法のルールを記載するだけでなく「なぜそうなるのか」、「ネイティブはどういう意識でつかっているのか」についても学習することができ、一度理解すれば忘れにくい内容になっています。
682ページとかなりボリュームがありますが、読みやすい内容であることから、是非通読することをオススメします。この一冊でTOEIC900点に必要な文法知識は全て手に入ります。
以上、文法に不安のある方は、是非一度読んでみてください!
TOEIC L&R 点数アップの必須教材「TOEIC公式問題集」の使い方について
みなさまこんにちは、わんたろうです。
今回は、このブログでお勧めした「公式TOEIC Listnenning&Reading 問題集」の具体的な使い方についてお話させていただきます。
この教材はその名の通り問題集ですので、基本的には問題を解いた後に解説を読むことになりますが、その際に4つポイントがあります。
ポイント1 最低3回は繰り返す
ポイント2 時間を測って問題を解く
ポイント3 解説を読む際に、問題文と回答文で使用されている単語を覚える
ポイント4 Vol1から6までのうち、できるだけ3冊以上(おすすめは新しいものから3つ)取り組むようにする。
順次各ポイントについて解説をさせていただきます。
ポイント1 最低3回は繰り返す
なぜ複数回繰り返し解くのかというと、それは3つ理由があります。
一つ目は、ポイント3につながるのですが、問題文、回答文で使用されている単語を覚えるためです。TOEICでは公式問題集で使用された単語がテスト本番でも使用されることが良くありますので、公式問題集に掲載された単語を覚えるのがTOEIC向けの語彙力強化に最も効率が良いと考えています。
二つ目は、繰り返し解くことで問題文の傾向をつかむためです。TOEICテストでは、各パートの出題形式は決まっており、リスニングパート、リーディングパートの問題の傾向も各回で似通っている部分があります。よって、問題文の傾向をつかむと、リスニングでは回答文を読むだけで、問題文を聴く前にある程度問題文で話されるであろう会話の中身を予測できたり、リーディングでも短時間で問題文の内容を把握できたり、問題として掲載されている文章の大意を推測することができるようになります。
TOEIC L&Rはとにかく時間との闘いですので、上記点は高得点獲得にあたり大きなアドバンテージになります。
三つ目は、各パートごとの解き方を身に着けるためです。TOEIC L&Rは、とにかく時間的な制約が大きいテストですので、解き方を勉強してより短時間で回答する訓練を行うことが不可欠です。公式問題集はTOEIC L&R本番に最も近い形式の問題集といえますので、この訓練を行うのに最適な教材といえます。
ポイント2 時間を測って問題を解く
これは本番の形式にもっとも近い公式問題集を通じて、テスト本番での時間配分の練習をするためです(特にリーディング)。リーディングセクションは、とにかく時間との戦いになりますので、各パートについて、1問あたりどれくらいの時間をかけられるのか、感覚的に覚えておく必要があります。公式問題集を通じて事前に練習をしておけば、解いていく中で「そろそろスキップして次の問題にいかないと間に合わない」といった判断を的確にすることができ、結果として解けない問題はパス(適当にマーク)し、すべての問題に目を通すことができるようになります。
ポイント3 解説を読む際に、問題文と回答文で使用されている単語を覚える
これはポイント1でも書きましたように、TOEICの語彙力強化にあたっては、公式問題集中の単語を覚えることは必須です。
ポイント4 Vol1から6までのうち、できるだけ3冊以上(おすすめは新しいものから3つ)取り組むようにする。
公式問題集は2020年6月の時点で合計6冊発売されています。理想はすべてこなすことではありますが、時間もなかなかかかってしまい、また古い版のものは出題形式が変更される前に発売されているものもありますので、すべてこなすのがむずかしければ新しい版から3冊はこなすことをおすすめいたします。
いかがでしたでしょうか。誤解を恐れずに言うならば、高校生程度の基礎的な英文法知識が身に付いている方であれば、上記を意識して公式問題集を解いていただければTOEIC本番で800以上は獲れるのではないか、と考えています。是非参考にしてみてください!
TOEIC L&Rの点数を効率良くアップするためのおすすめ参考書①
こんにちは、わんたろうです。
今回は、TOEICの点数を効率良くアップさせるのにマストな参考書を紹介したいと思います。
それは「公式TOEIC Listnenning&Reading 問題集」です。
定番中の定番ですが、TOEIC L&Rテスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が作成した唯一の公式問題集になります。
「公式TOEIC Listening&Reading問題集6」が2020年2月に発売されており、こちらが最新版となります。2020年5月末時点で、Vol1~6の全6冊となっています。
テスト開発機関が自ら作成しているだけあって、TOEIC L&R向けの問題集の中では、最も本番形式に近い内容ですし、また問題文で使用されている語彙の範囲も本番に近いものとなっていると思います。
この問題集は、TOEIC L&R対策にあたり最重要のテキストです。高校生レベルの基本的な英文法を身に着けている方であれば、下手に手を広げ過ぎずにこの公式問題集を3、4冊やりこめばスコア800~850に届くと思います。(公式問題集の具体的な使い方については、別記事に譲りたいと思います)
初期の版については、2016年5月のTOEIC L&Rの出題形式変更前に出版されたものもありますが、後期の版をやりこんだ後であれば、やっておいて損はないものです。
(大学生向け)TOEIC高得点は就職活動において有利になるか
みなさまこんにちは、わんたろうです。
今回は、現在就職活動をしている、あるいは今後就職活動をはじめる大学生の方向けに、TOEICの点数が就職活動に与える影響について書きたいと思います。
結論からいうと、文系就職を考えている方はTOEIC高得点を取っておくと就職活動は間違いなく有利になると思います。一方で、理系就職の方はTOEICの点数は高いに越したことはありませんが、点数はそこまで気にしなくて良いと思います。
(ただし、理系就職の方のほうが入社後英語を使う機会は多いと思います。この点は別記事で改めて書きたいと思います)
〇文系就職におけるTOIECについて
なぜ文系就職を希望される方にTOEIC高得点取得をお勧めするかというと、採用する企業側がそのような人材を欲しているからです。
これまで、新卒採用はポテンシャル採用と言われ、仕事に通じる具体的なスキルがなくとも何か光るものがあれば採用される、という傾向が強かったと思います。
(実際、僕の周りにも英語が苦手な同期は沢山いました)
しかし、この流れは少しずつ変わってきていると思います。仕事で使えるための英語スキルというのは、実際のところTOEIC900点程度では全然足りないというのが本当のところです(これは私自身の経験から断言できるところです)。英語スキルの向上というのは本人の継続的な努力を前提に長い時間をかけないと実現しないスキルだといえます。そこで、会社としては、即戦力になりうる人材、つまり英語スキルの高い人材を欲しがるということになります。
少し古いデータですが、TOEICを運営している一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)のTOEIC Newsletterの2013年7月号によれば、新入社員のTOEICの平均スコアは2009年から2013年で約50点も上がっているそうです。この傾向は現在も続いていると予想しています
実際のところ、私の会社でも新入社員の英語能力のレベルは年々向上しています。若手社員の方が総じて英語力は高いという印象です。
そこで、本ブログを参考に(=私を反面教師として)、効率よく無駄のない勉強でTOEIC高得点を是非ともとっていただきたいと考えています。
TOEICの勉強にあたって意識すべき2つのこと
みなさまこんにちは、わんたろうです。
今回の記事では、私自身の経験に基づき、TOEICの勉強にあたっての基本的な指針となる2つの考え方を紹介いたします。TOEICは英語のテストですが、テストであり点数が出る以上は、それに特化した勉強をすることが効率的な点数アップに必要不可欠だと考えています。
1.使用する教材を限定し、手を広げすぎない
2.勉強のときから制限時間を意識する(特にリーディングパート)
以下、詳細について説明させていただきます。
1.使用する教材を限定し、手を広げすぎない。
→これはもう少し具体的に言いますと、「TOEICに特化した必要最小限の教材のみを複数回こなす」ということになります。
手を広げすぎてしまうと、その分だけ教材中に出てくる語彙の範囲が広がり、それに伴い定着率も悪くなってしまいます。また、TOEICに特化していない教材中に出てくる単語は、TOEICとは関係のない単語も多く含まれていることから、やはり勉強の効率は悪くなると感じています。
という感じで偉そうなことを申しておりますが、私自身一時期色々と手を広げて勉強していた時期がありまして(英字新聞や有名人のスピーチを暗記しようとした時期がなつかしい…)、それを反面教師にしてもらいたいという思いがあります(ただ、英字新聞などを読むことは英語力の向上という意味ではプラスに働くことは間違いないと思っています)。
複数回こなすことの目的は、その教材に出てくる単語を覚える、という点です。TOEIC900をとるために必要な語彙力というのは実はそれほど高くないと考えています。
よく巷では「1万語前後が必要」等といった話も聞くことがありますが、私自身の語彙力は1万語に全くおよびません。
TOEICで出てくる単語は実はかなり限定されていますので、それだけをピックアップして覚えることで単語を覚える労力は大幅に小さくなると思います。
(どの教材を使用して単語を覚えれば良いかについては、別の記事にてご紹介したいと思います)
2.勉強のときから制限時間を意識する(特にリーディングパート)
これは主にリーディングパートに関するポイントですが、TOEICはとにかく時間との戦いになります。2016年5月の試験内容の変更により、その傾向はさらに顕著になっています。
実はTOEICは、英語を公用語とする国の方が受けても満点を取るのが難しいテストなのです(東南アジア在住の現地の知り合いがそうでした)。それはなぜかというとTOEICはあくまでテストでありその傾向に沿った対策が不可欠であり、特に制限時間を意識することが重要であるからです(TOEICのパート7では文章をスピーディに拾い読みするスキルが重要になりますが、日常生活で文章を拾い読みばかりする人っていないですよね)。そこで、普段の勉強の中でも「制限時間」を意識した勉強をすることが特に重要であると感じています。
長くなってきたので詳細は別記事に譲りたいと思います。
お読みいただきましてありがとうございました!
自己紹介など
みなさまはじめまして、わんたろうと申します。
大学生のときに受けたTOEICは400点台(適当にマークした箇所も多々あったので運良く取れた点数でした)。リスニングは何を言っているのかがさっぱりわからず途中で聴くのをあきらめ、リーディングは時間が全然足りず(時間切れで20問くらい適当にマークしました)途中を読むのをあきらめるような有様でした。
社会人になってから一念発起し英語の勉強をはじめ、TOEICを中心に勉強してきました。そして今年TOEIC900点を突破できたことから今回このブログを立ち上げることにしました。振り返ると900点取るまでには時間がかかり、遠回り・寄り道もしましたが、だからこそ(大変僭越ですが)できるだけ少ない労力でTOEIC900点を突破するヒントを提供することができるのではないか、と思っています。
私自身は海外留学などの経験はなく(はじめて海外に行ったのは大学の卒業旅行のときです)、いわゆる純ジャパです。
私と同じように、就職活動中の方や社会人の方で、ゼロから英語勉強を頑張りたい、と思っている方の一助になれば幸いです。
それではこれからよろしくお願いします。